休憩時間には15分の昼寝をしてみる

仕事や家事の休憩時間、何をして過ごしていますか?タバコを吸う、コーヒーを飲む、ボーっとする…。お昼ならご飯を食べて、携帯をいじっている人もいるでしょう。しかし、貴重な休憩時間、ここも睡眠障害を改善する余地があります。

お昼休みには、15分間だけ、お昼寝をしてみましょう。横になるスペースがなくても大丈夫です。机に突っ伏して、15分間目を閉じているだけでもいいのです。これは、短時間の睡眠、完全な休憩を取ることで、頭がスッキリし、午後の仕事の効率が上がる方法です。

睡眠障害の人は、昼間がピークに眠いことが多く、仕事の効率も下がってしまいます。それを防ぐためにも、15分間の睡眠は効果を発揮します。熟睡しなくても大丈夫です。寝過ごしてしまうかも、と心配な人は、誰かに起こしてもらうようにお願いするか、携帯のタイマー機能を使って起きるようにしましょう。15分は、短いようで、目をつぶっていると意外と長い時間です。

なぜ15分間かというと、人が深い眠りに就くのが、寝入ってから20分後だからです。眠りが浅いうちならスッと目が覚めますし、逆に長いと深く眠ってしまい、起きにくくなり、無理矢理起こしても頭がぼんやりして、頭も身体も再起動に時間がかかってしまいます。また、睡眠は90分周期で浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠を繰り返します。90分眠れれば良いのですが、大抵の人の休憩時間は1時間程度ですので、15分睡眠が1番効率が良いのです。

ただ、自分のデスクや人目に付くところで寝ていると、上司が注意してきたり、具合が悪いのかと心配して起こしてくる人も少なくありません。できれば、事前に昼寝をすることを説明し、15分間は起こさないようにお願いしてみましょう。または、車の中や使われていない会議室など、昼寝スペースを確保する工夫をしましょう。