何故眠れない?その時脳ではこんなことが起きている

そもそも眠るってなんだろう?と思ったことはありませんか?私はあります。今まで、何の疑問も持たずに眠りに就けていたことが、徐々にできなくなっていき、気が付いたら自力で眠ることさえできなくなっていた時です。眠るってなんだろう?なんで今まで眠れてたのに、こんなに眠れなくなってしまったんだろう、と。

色々調べて辿り着いたのが、「交感神経」と「副交感神経」でした。この2つはいわゆる「自律神経」で簡単にざっくり言うと、「交感神経」は、興奮、緊張を司る神経、「副交感神経」は、鎮静、弛緩を司る神経です。このどちらかが活発に働いている時を「優位」といい、交感神経が活発な時を「交感神経優位」、副交感神経が活発な時を「副交感神経優位」と言います。

自律神経は、間脳と言われる脳の中心にある部分で制御されていますが、眠れないというのは、この交感神経、副交感神経のスイッチの切り替わりがなかなかできない状態にあるのです。原因としては、悩み事などのストレス、周囲の環境からの刺激、身体の緊張などがあります。

リラックスできる環境を整えることで、交感神経優位から副交感神経優位へ切り替わり、眠りに就きやすくなります。お風呂に入る、ストレッチするなどで体をほぐしたり、外の音や光が気になる時は、耳栓やアイマスクを使うなど工夫が必要です。眠れないからと言ってパソコンや携帯をいじったり、夜遊びに出かけるなどはNGです。ますます交感神経優位になり、眠れなくなります。

身体の内部へのアプローチは、処方薬がてきめんですが、外部からのアプローチは、結局自分の工夫次第になります。薬を飲んでも眠れないという方は、外部アプローチを考えてみてはいかがでしょうか。