夜リラックスするために~寝る2~3時間前にはお風呂を済ます

夜遅く帰ってきて、バタバタ食事、お風呂を済ませて、やっと眠れると思ったら寝付けない、そんな経験ありませんか?睡眠障害になると、それが恒常化し、寝つきが非常に悪くなってしまいます。この場合、「夜遅く」「食事」「お風呂」の中で、気を付けたいのが「お風呂」です。仕事が忙しく、帰宅が遅くなってしまう人は仕方ありませんが、休日にお風呂の入り方や入る時間を気を付けると、睡眠がスムーズになります。

お風呂に入ると、一時的に体温が上がりますが、その後緩やかに下がっていきます。「湯冷め」というのはそのことです。人は眠りに就くと、体温が下がる仕組みになっていきます。身体の体温より、脳の体温が下がる、と言った方が良いでしょう。これを深部体温と言います。この深部体温が下がることで、脳が休まることができるのです。

深部体温を下げるためには、手足の血行が良くなることが重要です。冬場、手足が冷えて眠れないのは、血行不良によって深部体温の放出が上手く行かないためです。手足から熱が外に出ることで、深部体温が下がっていくのです。逆に、お風呂に入ってすぐ寝ようとしても、身体の芯から温まっているので、なかなか寝付けないという現象も起こります。

眠りのために良いお風呂の入り方は、ぬるめの湯にゆっくり浸かること。身体はじんわり温めることで血行が良くなります。また、寝る2~3時間前にはお風呂を済ましておくのが理想的です。その間に、明日の準備をしたり、ゆっくり本を読んでみたり、リラックスできることをしましょう。

寝る1時間前でも良いとされますが、個人的には2~3時間前が一番眠りに就きやすいと思いました。これは睡眠障害を患っていた関係もあるのでしょうが、とにかく眠るのが遅くなるのです。それだけ、熱の放出が遅かったのでしょう。ですから、睡眠障害の方は、なるべく余裕を持ってお風呂を済ませておきたいものです。