寝ても寝ても眠い…それって過眠症かも?

春など、気候が安定している時は、ついウトウトしたり、休日は何時間も寝て過ごしてしまうことがありますよね。睡眠は本来気持ちの良いものです。しかし、年中眠くて、毎日10時間以上眠ってしまうという人は、過眠症の可能性があります。

一言に過眠症と言っても、ナルコレプシーなどの病気も潜んでいます。うつ病の人でも、眠っている時間が長くなることがあります。原因は様々ですが、やはりストレスや極度の疲れから来ることが多いものです。

この過眠症は、一過性であるものが多く、10代などの若い時期に見られることがあります。学生時代の若い時って、毎日眠たくありませんでしたか?特に授業中、夜しっかり寝たはずなのに、つい居眠りをしてしまうなど。かなりの人が経験することですが、これが成人後も続くと、立派な睡眠障害です。

私も過眠が酷い時がありました。昼夜逆転もあり、細切れに寝てはボーっとすることを繰り返し、1日4時間くらいしか活動していなかったこともありました。もう日常生活はメチャクチャです。眠り過ぎて身体は重い、頭はクラクラする、そんな日々の繰り返しでした。そして、睡眠を見直してみたところ、どうも全体的に眠りが浅い体質であることに気が付きました。

ストレスや部屋の環境で眠りがさらに浅くなり、寝ても寝ても眠いというサイクルに陥っていたわけです。音や光に敏感になっていた私が取った対策法は、耳栓とアイマスクでした。これで、睡眠導入剤を飲んでも眠れない、という事態を回避することができ、徐々に深い眠りを取り戻すことができました。

でも、睡眠障害は一生続くわけではありません。治療と生活リズムを整えることで、過眠を脱出することができます。私は一時的な過眠でしたが、ナルコレプシーなどの特異な病気では、また治療法が違ってきますので、素人判断をせず、内科や睡眠外来で診察を受けてください。