睡眠の大敵!ジャンクスリープとは

スナック菓子などのことを「ジャンクフード」と言ったりしますが、睡眠にも「ジャンクスリープ」と呼ばれるものがあります。それは、テレビをつけっぱなしで寝る、音楽をかけっぱなしで寝る、明かりをつけたまま寝る、という、刺激のある環境で寝ることです。

夜は静かで暗い、というのが普通ですが、光や音の刺激があると、眠っているのに絶えず脳が働いていることになります。実は、私が睡眠障害になった理由は、これが原因の一つなのです。

家族がテレビをつけっぱなしで寝る癖があり、精神的に参っていたことも重なり、非常に神経に触りました。ただでさえ神経が尖っていて、安眠を求めているのに、夜遅くまでキンキンと光と音を垂れ流すテレビに、私は殺意すら覚えました。結果、睡眠障害とうつ病を発症してしまいました。

決してテレビが悪いと言っているわけではありません。寝る時につけっぱなしにする行為がいけないのです。このジャンクスリープは、科学的にも睡眠の質を下げるとされており、私は身を以てそれを体験したわけです。

仕事で疲れていて、テレビを見ながら眠ってしまうのはよく分かります。でも、深夜に目が覚めたり、朝までつけっぱなしで起きた時、なんだか頭がぼんやりした覚えはないでしょうか。少なくとも、スッキリ爽快に起きれた、という人はいないでしょう。それがジャンクスリープです。電気代も勿体ないですよね。

では、テレビや音楽をつけっぱなしにしないためにはどうするか。テレビやコンポのオフタイマーを設定することです。30分~1時間ぐらいで設定しましょう。テレビを消さずに寝てしまっても、ジャンクスリープを防ぐことができますし、まだ寝ていなくても、テレビが消えたら寝る、という習慣がつけられます。

夜は、身体だけでなく、疲れた脳も休ませてあげてください。それが、次の日の活力の元になるのです。