睡眠導入剤について

睡眠薬=睡眠導入剤です。催眠薬とも呼ばれます。ほとんどの睡眠障害で、睡眠導入剤の投薬治療が行われます。

作用時間によって
・超短時間作用型(2~4時間)
・短時間作用型(6~10時間)
・中時間作用型(21~28時間)
・長時間作用型(36~85時間)
と分けられます。

入眠困難が強く出ている人には超短期型で入眠を促し、中途覚醒や早朝覚醒には短期型~長期型が処方されることが多いです。作用時間の違う薬を組み合わせることもあります。また、精神安定剤(抗不安薬)を睡眠導入剤の補助として使うこともあったり、睡眠導入剤そのものが精神安定剤として使われることもあります。

成分は薬剤によって異なり、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、バルビーツ酸系などに分かれます。共通するのは、GABA受容体に作用し、鎮静作用、催眠作用、抗不安作用、筋弛緩作用によって、眠りに就かせることです。解りやすく言えば、リラックスさせることで眠気を誘うのです。

睡眠障害に有効な一方で、副作用もあり、健忘(物忘れ)やめまい、ふらつきがあるので、用事を全て済ませてから、寝る直前に服用することが大事です。また、薬の種類によって、合う合わない、効く効かない、副作用が出やすいなどの個人差があり、医師と相談しながら合う睡眠導入剤を模索することもあります。

用法、用量を守り、処方に従っていれば問題はありませんが、アルコールとの併用や、眠れないからと言って自己判断で追加服用することは禁忌です。薬の作用を強めたり、次の日まで薬の作用が残り、身体のダルさ、集中力の欠如に繋がることがあります。さらに、乱用により本来効くはずの薬に耐性ができてしまい、結果的に効き目を弱めてしまったり、最悪の場合は死亡するケースもあります。

また、自己判断で服用を止めてしまうと、反跳性不眠(急に服薬を中止したことによる睡眠障害のリバウンド)や離脱症状(服薬中止による身体、精神的なリバウンド)など、様々な不具合を引き起こしてしまうので、薬を減らす、止める時は、医師と相談して慎重に行う必要があります。

睡眠薬ではありませんが、サプリメントとしてメラトニンを摂取する方法もあります。メラトニンは本来身体の中で作られるホルモンで、夜に増加することで眠りに就くことができるのです。それを外部から摂取し、安眠作用を高めるのです。メラトニンサプリは日本では販売しておらず、外国から個人輸入するしかありません。

睡眠導入剤の中には、メラトニン受容体作動薬と言って、メラトニンの作用に似た働きをするものもありますが、うつ病患者に対しては使用が禁忌とされています。

いずれの睡眠導入剤にせよ、生活リズムを整える行動療法との併用で、その効果が最大限発揮されます。生活リズムが整えば、最低限の用量でも安眠できることもありますし、徐々に薬を減らし、服用しなくても眠れる、つまり睡眠障害が治る可能性も十分にあります。

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